てきとう栽培
すっかり秋です。
ソラマメ用の畝の草刈りをして、不耕起の力を少し感じています。
草を刈られた畝の表面が明らかにいい感じです、笑。
今年は、耕していない所にパプリカを植えたのですが、例年に比べて2倍以上の収穫量でした。そして、今も実をつけています。肥料も与えていません。刈った草を山積みにしておいてできた土で土掛けしただけでした。畝と畝の間の歩く所には刈った草を置いておいたのですが、この保湿効果と、そこから養分になるものが流れ出ていたのでしょうか?立ち枯れした草でないと野菜には負担になる、等の情報もあって、よくはわからないのですが、土の表面の感じが今までとは異なります。そして、余計な草を抜こうと思った時に、土をごっそり引っ張ってしまって、畝の中が本当に根っこのネットワークというか、天然オアシス(スポンジ状)のようだなあと。そして、不耕起でやってみようと思うのなら、やっぱり、草は抜くのではなくて、刈り取ることが大切なのかも、と思ったのでした。
出荷するわけでもないので、自然農法とか、不耕起栽培ってルールに縛られず、適当にやっているのがとてもいい感じです。
無肥料2年目のサツマイモは、雨でなかなか晴れが続く日がなかったので、雨の次の日に掘ったら、沢山折ってしまったり、掘った後の様子が例年になくふにゃふにゃしていました。そして、まだ掘り残していたものの蔓をなるべくコンパクトにして畝が乾きやすそうな感じに3日間おいてから掘り出したら、、、その後の状態が全然違います。ふにゃふにゃではなく、パキパキとしっかりしています。こちらのスケジュールではなくて、収穫時の天候が大事というのは本当だと先人の知恵を身を以て学んでいます。太陽の力って本当にすごいと感じます。
本に書かれている事の、何が大事で大事じゃないのか、がなかなかわからないので、こうして体験する事で自分に必要な情報は身になっていきます。自分の感覚を信頼するって楽しいんですよね。よくある、苦土石灰を入れる、という工程は完全に無視しているわけですが、不耕起だとか、自然農法?でなければ、おそらく多くの本にはそう書かれていて、これも、誰かしらの意図と信念からもたらされているものですよね。実は大きい方がいい、上手く育ったという事だ、とか。
絶対的な真実ですか?という問いが意味をなすこの世界で、植物が育ち続ける土地、というその光景には真実味を感じていて、その仕組みに情報空間と同じものを感じるので、畑作業は本当に面白いです。
昨年、無肥料の焼き芋を食べた時の衝撃が私の中ではかなり大きく、今こういう流れに乗っています。自然の力で自動でサイクルを生んでもらって、そこに、餅つきのように、合いの手を入れて、恵みを頂く、この感覚がとっても楽しいです。
収穫したお芋も、今でも焼き芋にすると美味しいのですが、あとひと月ほどすると、更に甘みも乗って、焼き芋天国になりそうです。わ〜い。
トンボも蝶々もバッタもトカゲもコオロギも、今草っ原には色々な存在がワイワイいて、いい季節だなあと感じます。空も美しいですしね。
紅葉の季節の山にも遊びに行きたいと思います。
去年遊びに行った山の写真です。
では、皆さんも楽しい秋を!
Relax&Joy
あかね