あちらとのdiary

内なる宇宙との対話から私を思い出し、表現する場

つながり

みなさん、こんばんは。

ブルースが亡くなって、一週間経ちました。ブルースの事を思っても、楽しくしている姿が浮かんで落ち着いています。ブルースと出会った頃を思い出すと、グッとくるものがあったり、奥様の事やブルースが気に掛けていた事を思うと当初は涙が出たのですが、今は、自分ができることをしてあげたいな、という気持ちが起こるだけです。亡くなるまでに、病という形で十分に気持ちの準備をさせてくれていましたし、やはりブルースのメソッドが、この目の前の世界がどんな所なのかへの気づきを与えてくれていたり、自分を思い出すために、沢山のエクササイズをしてきたからだと思います。ブルースはあちらに還る事ができた、という気持ちが穏やかさと供に、私の中で日に日に大きくなっています。

この感情の変化をみていて、気付いた事がありました。涙が出る原因は自分にあるか、故人の心残り、だけだと。亡くなった人の死が直接の原因ではない事を感じました。

一緒にその名の通り?厳密には死後の部分は少ないですが、「死後探索」に取り組んできたから思うことなのかもしれませんが、ブルースと出会った頃、というのは、わたしにとって苦しかった時代でもあり、そんな時に出会っていたブルースとの思い出を思い出すと、その頃の自分の感情が呼び起こされて涙が出たんだなあ、と気付きました。美しい場面に出会うと涙することはありますが、これはどんな時にもあるもので、ブルースが生きていても亡くなっていても涙が出るエピソードも、もちろんあるわけです。

そんな事を思っていたら、みんながみんな何も心配せず、あちらへ行けるといいな、と思いました。ブルースにとって、私たちは、最後までいいレッスンをさせてもらったし、させてあげられたんじゃないかと、今穏やかな気持ちです。

愛って、本当にたいしたことじゃないんですね。本当に大したことなかったな、とブルースが心底感じさせてくれました。お味噌汁のような、そんなものでした。「無条件の愛」っておかしいですよね。条件付きの愛って愛ですか?何ですか?という話になりますよね。愛は条件付きのわけがないですから。特別な愛なんてのもないですし。肩肘張らずに愛を表現していきたいと思います。愛、風呂敷みたいなものでしょうか。あってもなくてもわからないような薄い存在で、それが何かを包んだ時にだけ、その存在が浮き立つような。

ブルースには美しい風呂敷を見せてもらいましたし、私も大いにブルースに風呂敷を広げてあげられて、よかったです。

ブルースに対しては、そういった気持ちになりながら同時に、この世界の仕組みというか、縁、には本当にただただ有難い気持ちでいっぱいになります。

ブルースの本を日本語で紹介して下さった、坂本政道さん。ブルースを初めて日本に呼んでワークショップを開いて下さった、くみこさん。その後、ワークショップを開いて下さった、ユージンさん。その時のチラシを置いて下さっていた、荒川靜さん。そのチラシの瞳を見て、なんだかわからず、受講した当時の私。そこから何年もしてトレーナーになろうと思って参加した雪乃さんのワークショップ。そこに居合わせた「ダンサー」の調整をIHを使ってされてたMさん。「ダンサー」の言葉にセッション受けた事もないのに惹かれて習ったIH。そしてトレーナーになってひらたんが教えてくれた、アルケミカルヒプノセラピー

今の私の仕事にとって、私の世界の捉え方を迷いの無いものにしてくれた三種の神器のようなこれらと出会わせてもらえたのには、こんな縁がありました。お会いした事はありませんが、坂本政道さん、くみこさん、私をブルースに繋いで下さって、ありがとうございました。

明日も新たな縁が繋がるといいな、と思います。錦糸町でイベントに参加しています。

みなさんも、よい祝日を、おすごしください。

あかね