あちらとのdiary

内なる宇宙との対話から私を思い出し、表現する場

『T2トレインスポッティング』感想のつづき

みなさん、こんばんは。

昨日は、映画『T2トレインスポッティング』が面白かった、とこちらに書きました。その後に、この映画が続編なので、それに備えて20年前の『トレインスポッティング』を最近初めて見て、続編を観た方の感想を聞いて、気付いたことがありました。私は、20年間の重みをこの映画を通して楽しめたんだな、と。映画を観る面白さというのは、その展開されるストーリーの中で自分が共鳴する感覚をそのシーンに重りのようにぶら下げていくことで、そのフィルムの重さが決まる、面白さが決まるのかなと。全く共感もできなければ、意味もわからなければ、美的感性にも同意できなければ、楽しめるところはないわけですが、それでも共鳴しないという体験はできるのですよね。

小説や、芸術作品、自然界、日常、ストーリーがあっても、なくても、共鳴するものって沢山ありますよね。観照者としての自分を発動させるかどうか、発動させると、それは人生に大きな舵を切ってくれるような気がします。

私は中学生の時に、一般的に学校で感想を書かされる場面で、感想と自己洞察という2つの項目を記入する教育を受けていました。どう感じた、そして、そう感じる自分は何か、というような感じでいつも記入していたのですが、一体この2つに何の違いがあるのか、みんなは何を書いているんだろう?と当時はよく思っていたのですが、でも、それを誰かに聞いたことはありませんでした。こういう事を書くと、冷めた子供に育ちそうだ、と思われるかもしれませんが、中にいた自分たちにとっては、普通に明るく子どもらしいこともする楽しい学生時代でした。そして、大人になってからあの二重に記入していた事の意味に気付きました。

思考、頭の中の回路は言葉でできていますから、どんな言葉を使っていくのか、というのはとても重要です。回路が決まるからです。常に意識しているというのは、慣れないですから、時間を区切って、場を決めて、そこで、どんな言葉を使っていくのかを意図していると、私たちは、頭の中に新しい回路を作ることになります。それは、考え方も変えていき、行動も変わり、人生が変わっていくんだと思います。どんな人生にするのか、どんな時にするのか、どんな場にするのか。

そんな事を思った、20年の重み付きの『T2トレインスポッティング』でした。

あかね

(今、書いていて、思い出しました。これはTGトータルゲームでゲームを通して体感できます。ご興味を持たれた方はお問合せ下さい。最低2日間、ゲームをやり続けます。3日間やると、自分の傾向がつかめます。何か、新しいお仕事を始めようと思われている方や、お金に関して抵抗感のある方に特におすすめです。)